岐阜赤十字病院 眼科

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トリフォーカル眼内レンズ(3重焦点眼内レンズ、ファインビジョン)

岐阜赤十字病院眼科でも、トリフォーカル眼内レンズ(3重焦点眼内レンズ)が使えるようになりました。この眼内レンズはベルギーのPhysIOL社製のファインビジョンと言いますが、ヨーロッパでは数多く使われている多焦点眼内レンズです。今までの多焦点眼内レンズの特徴としては遠方と近くの2つに焦点が合うというものでした。2焦点の多焦点眼内レンズでも満足度は高く、単焦点と比較してメリットが大きいですが、どうしてもパソコンを見る距離のように中間部分の視力が今一歩で、患者さんからも遠くと近くは見えやすいけど、その間が見づらいと言われることがありました。ファインビジョンはそのような欠点を補ったもので、近方、中間、遠方の3つに焦点が合うために、よりナチュラルな見え方を実現するとともに眼鏡を使用する頻度が低くなります。
ちょうどこの下の図のようなイメージです(右側がファインビジョン、左側がスタンダードな多少点眼内レンズ、メーカー提供画像)
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 ファインビジョンを用いた白内障手術は岐阜赤十字病院倫理委員会の承認が得られましたので、実際にこれから始めていきます。手術としては通常の白内障手術と全く同じでレンズのみが異なるということになります。現在日本で認可されている多焦点眼内レンズは先進医療の範囲で治療を行えますが、ファインビジョンは完全自費診療となります。
ファインビジョンに限らず多焦点眼内レンズは適応にならない方もあります。興味がある患者さんは、岐阜赤十字病院眼科の小島診の予約をとってください。その際に相談させて頂きます。

ファインビジョンの外観
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by gifuredcross | 2015-11-03 22:07 | 白内障手術