岐阜赤十字病院 眼科

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白内障治療について

加齢とともに目の中の水晶体が濁ってしまい視力が低下する病気です。
この写真のように眼科で使用する顕微鏡で観察すると簡単に診断できます。
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現在、多くの病気が加齢と関係することが分かっていますが、この白内障もその代表です。現在、白内障の進行予防には抗酸化作用のあるサプリメントがある程度効果があることが証明されていますが、一旦濁ってしまった水晶体は飲み薬や目薬で元に戻すことはできません。やはりこの場合は手術が必要になってきます。白内障手術は、年々進歩しており最近は非常に低侵襲の手術となっています。下に当院で行っている白内障手術の流れをお示ししますが、2~3mmの小さい傷口から目の中の水晶体の濁りを超音波乳化吸引装置という掃除機のような器械で濁りを砕きながら吸っていきます。その後に眼内レンズを挿入します。当院では全例に折りたたみ型のレンズを使用しており、下の図のように筒の中に入っているレンズが目の中で元の形状に戻ります。
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最近は眼内レンズもいろいろな種類のものがでてきています。従来は単焦点レンズしかありませんでしたが、トーリック眼内レンズといって乱視矯正機能つきの眼内レンズ、遠くと近くにピントが合う多焦点眼内レンズなどがあります。この中で、単焦点眼内レンズ、トーリック眼内レンズは保険医療の範囲で行えますが、多少点眼内レンズは自費診療(両眼40万円)となります。どのレンズを使用するかは患者さんの生活スタイルを含めて患者さんとよく相談して決めています。白内障治療のことでお悩みの際はお気軽にご相談ください。
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by gifuredcross | 2013-02-24 19:58 | 白内障手術

角膜移植について

岐阜赤十字病院では2012年6月より角膜移植を開始しました。角膜移植の対象となる病気は様々で、感染やケガの後の混濁、円錐角膜などの角膜が弱くなる病気が主です。
角膜移植のドナー角膜は岐阜県アイバンクはもとより全国の国内アイバンク、または海外のアイバンクから提供を受けています。
最近は角膜移植の世界ではパーツ移植といいまして、角膜の悪い部分だけを取り替えるという考え方が主流になってきています。当院でもこの考え方に立って、全層角膜移植だけでなく、最内層を残して行う深層角膜移植、逆に最内層の部分だけを取り替える角膜内皮移植術などにも積極的に取り組んでいます。自分の角膜を少しだけ残すことによって、拒絶反応のリスクをかなり減らすことが出来るのが大きなメリットです。
最後に角膜移植はドナーがあって初めて成り立つ医療です。もしドナー提供の意志を明示されていない方がありましたら、YESでもNOでもどちらでもいいですので意思表示をされることをお勧めします。

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by gifuredcross | 2013-02-19 22:07 | 診療内容

医師紹介

小島隆司d0291713_22383159.jpg
 岐阜赤十字病院 眼科部長
 眼科専門医、指導医
 慶應義塾大学眼科 非常勤講師

専門:角膜、ドライアイ、白内障手術
昨年4月に赴任してから角膜・ドライアイ外来を立ち上げ眼表面の治療を専門に行っています。また白内障手術に関しては現在まで3000眼以上の白内障手術経験を生かして低侵襲、安全な手術を目指して治療を行っています。また患者さんとの対話を大切にして個々の状態に応じて、最良の眼科医療を提供していきたいと考えています。
名古屋アイクリニック(名古屋市熱田区)でも診療を行っていますので、名古屋近郊の方は名古屋アイクリニック(http://www.lasik.jp/)へお越しください。
またウェブ上での眼科相談室も運営しております。具体的な治療や診断などは行えませんが、お困りのことがありましたらいつでもご相談ください(http://www.chukyomedical.co.jp/qa/


吉田則彦d0291713_10475785.jpg
 岐阜赤十字病院眼科 部長
 眼科専門医
 専門:網膜硝子体、白内障手術
 平成26年7月より赴任し、網膜硝子体疾患の治療に当たっています。






近藤奈津d0291713_22391111.jpg
 近藤療院眼科 院長 
 岐阜赤十字病院眼科 非常勤医師
 眼科専門医
 専門:斜視、甲状腺眼症、白内障手術







市川慶d0291713_16392724.jpg
 岐阜赤十字病院眼科 医員
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by gifuredcross | 2013-02-17 20:44 | スタッフ紹介

視能訓練士の紹介

視能訓練士とは国家資格をもった医療技術者で医師の指示のもとで眼科の様々な検査をしたり斜視や弱視の訓練などを行っています。
現在、岐阜赤十字病院眼科には5名の視能訓練士が勤務していますが、2名産休、育休のため3名で患者さんの検査及び弱視訓練などを行っています。
個々の患者さんの状態に合わせて、優しく分かりやすい検査を心がけていますので検査中など検査内容などについて分からない事がありましたら、お気軽に聞いてください。
現在のスタッフは写真右から則武里奈、岡田あかね、山村彩です。ちなみに岡田がかけている眼鏡は検査用の眼鏡で普段はこういう眼鏡をしているわけではありません(笑)。d0291713_22111389.jpg
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by gifuredcross | 2013-02-16 22:17 | スタッフ紹介

多焦点眼内レンズ

岐阜日赤眼科でも多焦点眼内レンズを使用した白内障手術が始まりました。通常の白内障手術で使用するレンズは単焦点眼内レンズというもので、遠くが見えるようにレンズ度数を合わせた場合は、近くを見る際は老眼鏡が必要になってきます。多焦点眼内レンズは遠くだけでなく近くにもピントが合うために、白内障手術後も眼鏡をあまり使用したくないという方向けのレンズです。また若くして白内障になってしまった場合、単焦点レンズでは近くが見えなくなってしまうので特にお勧めのレンズです。この手術を受けられる患者さんは術後もアクティブに仕事や趣味に打ち込まれている方が多いと思います。部長の小島医師は当院赴任前から多焦点眼内レンズ手術の経験も豊富ですので、気になっている方は相談されてはいかがでしょうか。この手術は自費診療となりますが、医療機関が先進医療の条件を満たしている(手術症例数など)と術後検査が保険で行えたり、先進医療特約の生命保険でカバーされます。ただ岐阜日赤ではまだ先進医療の申請が降りていないので(現時点では生命保険の先進医療特約を使うことは出来ません)、それまでの期間は両眼40万円というキャンペーン価格で手術を行っています。

当院で使用している多焦点眼内レンズ(テクニスマルチフォーカル):非球面デザインで遠くも近くもシャープに見えるのが特徴です。
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by gifuredcross | 2013-02-09 20:52 | 白内障手術

トーリック眼内レンズ

本日は東海眼科で当科の近藤奈津医師が白内障手術におけるトーリック眼内レンズの術後成績について報告させて頂きました。
トーリック眼内レンズとは乱視矯正つきの眼内レンズで、当科では乱視が強い方に対して使用しています。今回の学会では、同じ程度の乱視がある方と術後の裸眼視力(眼鏡無しの視力)を比較した場合、明らかにトーリック眼内レンズを使用した方が裸眼視力に優れていることを報告しました。白内障の状態によってはトーリック眼内レンズを使えない場合もありますので、実際に使えるかどうかは診察の際に確認してください。
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by gifuredcross | 2013-02-02 19:29 | 学術活動