岐阜赤十字病院 眼科

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JSCRS学術総会で角膜クロスリンキングの講演

先日、JSCRS学術総会のインストラクションコースで角膜クロスリンキングの治療について講演させていただきました。私に依頼のあったテーマは角膜クロスリンキングの術後診療の仕方や術後合併症の対処方法について分かりやすく、これからクロスリンキングを始めようというドクターやスタッフに説明するというものでした。
角膜クロスリンキング治療が急速に欧州で広まったのは、確実な円錐角膜の進行予防効果だけでなく、その高い安全性によるものと思います。しかし、角膜クロスリンキング治療も稀ではありますが、合併症があります。その中には感染やヘイズという角膜の濁りなどがありますが、これらは術後のしっかりとしたマネジメントでほとんどが予防出来るものです。今回は術後に、起こりうる合併症を頭に入れて、どのような点眼を使用し、どのように経過観察していくのかという点を重点的にお話ししました。また、角膜クロスリンキング治療後は、手術した眼ばかりでなく反対側の眼にも注意するべきであることをお話ししました。すなわち、片眼が進行する方は、もう片眼も時間がずれていても進行する可能性があるからです。最近は我々の所でも、角膜クロスリンキング治療を始めて5年が経過し、反対側の眼が進行しクロスリンキング治療を行っているケースがあります。
このコースは毎年行っていますが、年々聴講者の角膜クロスリンキングへの認知度というか理解度が高まっているように感じました。
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by gifuredcross | 2016-07-21 09:00 | 角膜外来