岐阜赤十字病院 眼科

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レーザー白内障手術

今年の3月より名古屋市の中京眼科にてレーザー白内障手術を開始しました。

レーザー白内障手術は、フェムトセカンドレーザーを用いて、角膜を切開し水晶体を細かく切断する技術です。乱視も手術時に軽減させる治療も同時に可能です。従来まではレーザー器機が未認可であったため、自費治療の患者さんを対象に限定的に行ってきましたが、このたび厚労省の認可がおりたことから、幅広く治療を行う事が出来るようになりました。このレーザー白内障手術による恩恵はメスを使うことなく手術が可能になったことや、眼の中の水晶体を砕く超音波エネルギーを非常に低く抑えることが可能な点です。手術は単焦点レンズを使用する場合は全て保険でおこなっており、先進医療の多焦点眼内レンズや完全自費のトリフォーカルレンズも使用可能です。使用するレーザーは米国Alcon社製LenSx(レンゼックスと呼びます)です。レーザー白内障手術に興味のある患者さんは名古屋アイクリニックもしくは岐阜日赤眼科の私の外来を受診していただき、手術の適応とされた場合は名古屋市熱田区の中京眼科(名鉄神宮前すぐ)で日帰り手術をさせていただきます。現在、出張して月に1回のみ行っているため、手術まで少しお待たせすることがありますのでご了承ください。

レーザー白内障手術装置LenSx(レンゼックス)
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レーザー白内障手術の概略
まずレーザーに付属した計測装置で眼球の断面像が取得されます。この画像に基づいて正確にレーザーで角膜切開、水晶体前嚢切開、水晶体核分割が行われます。
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水晶体の分割は、さまざまなパターンで分割が可能で、この図のように4分割、6分割、マンゴーカットといわれるようにもっと細かく分割することも可能で、患者さんの状態や水晶体核の硬さによってかえています。
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レーザー白内障手術のデメリットは、手術が2段階になることです。まずレーザー室に入っていただき、レーザーを照射します(レーザーを当てる時間は1分以内)。その後に通常の手術室に移動していただき、白内障手術を進めていきます。
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by gifuredcross | 2015-03-17 21:42 | 白内障手術