岐阜赤十字病院 眼科

gifuganka.exblog.jp
ブログトップ

サージカルガイダンス導入

最近、白内障手術でトーリック眼内レンズ(乱視矯正眼内レンズ)を使用する機会が増えています。今までの検討から、術後の乱視が1D以上あると裸眼視力が1.0出る方の割合が減るため、当院では乱視がある程度ある方には積極的に乱視入り眼内レンズを使用しています。
この乱視つき眼内レンズは、患者さん毎に眼の中で固定する角度が異なるため、手術中に角度を分度器のような手術器具で計測して固定位置を調整していました。ただし当然手術中に患者さんの目も動きますので、微調整が難しい状況でした。
今回導入したサージカルガイダンスは術者の手術顕微鏡に眼内レンズの固定角度を表示するもので、手術しながら固定角度を確認することができます。
この下の写真が術者に見えている映像で、患者さんの名前(画像では消してあります)、固定角度が示されています。もちろん患者さんの目の動きに合わせて、追随するトラッキング機能ももっています。
最近はグーグル・グラスのように眼鏡型の情報端末のように実空間にいろいろな情報を表示する技術が日常にも入ろうとしていますが、手術の世界でも同様なことが起こっています。
今回のサージカルガイダンス導入により、乱視つき眼内レンズ固定の精度がより高くなったと思います。また多焦点乱視つき眼内レンズにおいてもより高いパフォーマンスを発揮するのではと思っています。
d0291713_19523296.jpg

[PR]
by gifuredcross | 2014-06-14 19:52 | 白内障手術