岐阜赤十字病院 眼科

gifuganka.exblog.jp
ブログトップ

甲状腺眼症(バセドウ病眼症)外来

甲状腺眼症とは、甲状腺ホルモンの異常によって起こる目の病気です。初期はまぶたの腫れで気づくことも多いですが、進行すると眼球突出や眼球を動かす筋肉に異常を来し、ものがダブって見える症状(複視)を起こしたり、眼球の奥の組織が腫れて視神経障害を起こし視力低下をきたすこともあります。現在岐阜赤十字病院眼科では、近藤奈津医師が中心となって甲状腺眼症の治療を行っています。ステロイドの局所治療や内科と連携したパルス治療、ボトックス治療などを行っています。検査としては患者さんの状態に応じて眼球運動障害の程度を調べるHessや、眼球を動かす筋肉の腫れ具合を調べるMRIなどを行います。また最近では甲状腺眼症活動性を示す抗体であるTSH刺激性レセプター抗体(TSAb)を測定し病気が安定しているかどうか(病気の活動性)を調べたりもします。
甲状腺眼症は発症から3〜5年までの間の活動性が高く、この間にどれだけ悪化させずにおくかがその後の経過に大きく影響します。このため、この間の治療が非常に重要になってくるわけです。治療の基本としては、まず炎症の程度の把握、そして消炎、最後に消炎後に残った障害に対しての治療という3段階で行っていきます。甲状腺眼症は眼科の中でも特殊な病気と捉えられがちで、なかなか専門的に検査・治療できる施設がありませんが、病気そのものは決して珍しいものではありません。当院では患者さんとよく話し合って、治療方針を決めていく方針をとっていますので甲状腺眼症でお悩みの方はお気軽に当院外来でご相談ください。(当院は完全予約制ですので、必ず事前に予約をしてから受診お願いします。)
[PR]
by gifuredcross | 2014-02-09 23:12 | 診療内容